寒い冬が終わり、少しずつ春へ向かう3月。
卒業や異動など、花を贈る機会の増えるこの季節におすすめの切り花と、ストックの栽培の裏側を少しだけご紹介します。
■ストック「カルテット」「アイアン」
色とりどりの花を咲かせ、香りもよい春の代表的な花であるストック。
タネをまくと、ほとんどの品種で約55%が八重、45%が一重の花を咲かせます。
「販売しているストックの多くは八重咲きなのに、なぜ?」と思いませんか?
実は、私たちが当たり前に楽しんでいるきれいな八重咲きのストックこそ、農家の皆さんの努力の結晶なのです。
ストック生産者の皆さんは、小さな苗の段階で一重と八重を選別する「八重鑑別」と呼ばれる作業を行っています。
こちらの画像の青丸部と赤丸部で、少しだけ子葉の色や形が違うのがわかりますか?
子葉の色が薄く楕円形をしているものが八重(青丸部)、子葉の色が濃く丸形のものが一重です(赤丸部)。
このかすかな違いを見分け選別する職人技「八重鑑別」を行うことで、八重咲きのストックを皆さんのもとへお届けすることができているのです。
裏側を知ると、春の定番花材であるストックもいつもと違って見えてきませんか?
スプレータイプの「カルテット」、一本立ちタイプの「アイアン」で素敵な春を迎えましょう!
【ストック カルテット ラインアップ】
【ストック アイアン ラインアップ】
■キンギョソウ「アスリート」「雪姫」
明るく輝く花色と、スッキリとした香りが春の季節にピッタリのキンギョソウ。
中でも「アスリート」や「雪姫」は、キンギョソウの定番です。
草丈と花にボリュームがあるので、きっと受け取った方の印象に残る贈り物となるはずです。
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